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PCの手入れとフィーディング(ハイパフォーマンスまたはその他)
〜幸せで健康なシステムを実現する5つの手順〜

デーヴィッド・フォースター

改造といえばかつては、マッスルカーでした。 一部の人にとっては、今でも変わりません。 高性能のキャリブレーター、ブロワー、特殊な幾何学形状のカムシャフト、マグネシウム合金製ホイール、自動車の馬力をアップしたり、ユニークな外観を実現するために可能な改造のリストは膨大なものでしたが、本物のマニアにとっては、難しすぎることや、複雑すぎることなどありませんでした。

親近感を覚えますか? 水冷システム、グラファイトトレースオーバークロッキング、チムニーおよびその他の「ブロワー」、徹底的なチョップジョブにペイントジョブ、最近のマッスルコンピュータオーナーは、週末に外出する傾向が少ないことを除けば、どれも同じことです。

しかし、自動車の場合もそうであるように、適切に調整されたマシンから利益を得られるのは、真のマニアだけです。 実際のところ、悪い環境にあったり、リソースが不十分なコンピュータがよい性能を発揮することはないのです。 いくつかの単純で細かい点に注意を払えば、ありふれたノーブランドのPCでさえ、最高の状態で動作します。

このことを心にとめて、Lab Minionsでは、コンピュータの性能を可能な限り引き出すために、ほとんどのユーザーに実行可能な5つの手順を簡単なリストにまとめました。 彼らはそのリストを私に送ってきましたが、それは間違いでした。 ごらんの通り、もやは「簡単な」リストではなくなってしまいました。

1. クールなままで

冷却法、コンピュータが境界線上にあるなら、冷却によってもたらされる変化の大きさに驚くでしょう。 (あなたや私と同じです。考えてみてください。) 冷却は、コンピュータのために実行できる最も重要なことだといえます。 ボーダーライン上の過熱によるパフォーマンスの低下が生じていないコンピュータの場合でも、適切な冷却によって、電子部品の寿命を伸ばすことができます。

今日のシステムでは、ますます発熱が増え、熱とパフォーマンス低下の影響を受けやすくなっているため、冷却の重要性がこれまで以上に高まっています。 2年ほど前の「古い」ケースは、旧世代のハードウェアのニーズに応じて設計されており、現在のシステムで使用するには不十分な場合が増えています。

システムの過熱は、再試行、エラー、さらにはクラッシュの原因にもなります。 エラーやクラッシュの問題点は明らかですが、「再試行」やデータの再送信は、単なる速度低下のように見えます。 システムが適切に冷却されている限り、その発生に気づくことはないでしょうし、急に速度が上がったように感じるでしょう。

熱によってシステムのパフォーマンスが低下していると疑う理由があるなら、あるいは、機器の寿命をできる限り伸ばしたい場合は、下のサイドバーに要約した「熱をやっつけろ」の記事をお読みになり、ヒントに従ってください。 お使いのケースに機器がぎゅうぎゅう詰めになっている場合や、Room To Actually Workのような便利な機能を搭載したモダンなケースが欲しい場合は、新世代のハードウェアのニーズに応じて設計された新型ケースの購入を検討してください。

冷却について言うべきことは多々ありますが、それについては、「熱をやっつけろ - 夏の暑さに耐えるコンピュータを作る10のヒント」 という記事で詳しく取り上げていますので、一読されることをお勧めします。いますぐお読みにならない方のために、ポイントを要約しておきます。
1) 良好な部屋を選びましょう。 良好な部屋で、適切な置き場所を選びましょう。
2) コンピュータに息のできるスペースを与えましょう。
3) コンピュータルームの換気 これは、部屋のどこかでファンを回せばよいと言うことではありません。
4) エアコンの使用 ただし、エネルギーの節約が大事な時代ですから、実際にコンピュータを使用する間だけ、追加的な冷房を使用しましょう。 コンピュータを使用しないときは、サーモスタットを通常の設定温度に戻しましょう。
5) 適切な照明 蛍光ランプがベストです。
6) 使用しないときはコンピュータのスイッチを切りましょう。
7) システムのクリーニング 熱の生じる部品がホコリで覆われて絶縁状態になると、熱の問題が悪化します。
8) ファンの追加 様々な選択肢があります。 すべての選択肢について検討してみましょう。
9) 適切な空気の流れを確保する 空気が滞留して熱がこもるスペースをなくすには、これしか方法はありません。
10) スクリーンセーバーおよび省エネルギー設定を適切に設定しましょう。 幾何学模様や魚のアニメーションを描画させるのではなく、システムがスリープまたは休止モードに移行できるように設定すると、寿命が大幅に伸びます。

2. バン、バン、RAMの追加 (または、「ぼくを束縛するな」)

最近高速なCPU、最高のマザーボード、以前のシステム全体よりも多くの電力を消費するAGPグラフィックカードなどを購入したのであれば、これについてもすでに検討したでしょうね。 しかし、これらの手順についてまだ考慮しているだけであれば、これを先に試してみた方がよいかもしれません。

コンピュータにはメモリが必要です、つまりRAMです。 バーチャル不動産 シリコン自由空間 いわゆる、メモリ空間です。

コンピュータには、すべきこととその方法を指定するプログラムとともに、あらゆる作業を追跡するためのメモリが必要です。 実行するタスクが増えるほど、そして、実行するプログラムが大きく、複雑になるほど、必要なメモリも多くなります。

メモリが不足すると、コンピュータはヒント#5で説明する巧妙なトリックを使います。しかし、スワッピングは低速です。 必要かもしれませんが、パフォーマンスは低下します。 したがって、今のところ次のようなことが言えます。 一般に、メモリは多いほどよく、高速なメモリを使用すれば、たちどころに効果が現れます。

実際、16、32または64 MBのRAMでWindowsシステムを稼働していて、同時にいくつかのアプリケーションを実行しようとしているのであれば、多少高速なCPUよりも、メモリの追加の方がシステムのパフォーマンスを向上させるでしょう。 (もちろん、350MHzから1.8GHzにアップグレードするのであれば、それは大きな変化です。 だたし、900MHzから1.2GHzへのアップグレードを考えているのであれば、まずはメモリの追加を検討すべきでしょう。)

言うまでもないことですが、正しい種類のRAMを購入する必要があります。 マザーボードがサポートするメモリの種類を覚えておきましょう、 PC-133のみに対応するシステムのためにDDR-266を購入しても意味がありません。必要に応じてマニュアルを確認してください。 これまでの説明を考慮に入れれば、CPUのために広い遊び場を購入するのは非常によい考えです。

3. 腐っていない電源

安定した電源は、安定したコンピューティングのための重要な要件です。電圧が不安定だと、クラッシュ、おかしな動作、起動の失敗、コンポーネントの損傷などにつながります。 この2年ほどで電源は大きく進化し、容量が増え、パフォーマンスが向上し、静音性や電圧帰還などの機能が追加されて安定性が大きく向上しました。

現在のシステムが次のような挙動を示す場合は、電源(PSU)のアップグレードを検討するか、少なくとも、電源が問題に影響していないことを確認するためにテストを実施する必要があります。

a) 焦げたり過熱したようなにおいが生じる。 一部の電子機器には最初のバーンイン期間がありますが、その期間を過ぎてもそのようなにおいが発生し続けるのであれば、悪い兆候です。 低品質で過大評価された電源では(メーカーが必ずしも正直に定格を表示していない場合)、高負荷時に過熱したり、ヒューズが溶断する可能性があります。そのようなにおいが発生するのは、負荷が容量の75%を超えていることを示す兆候であることが多いのです。
b) ファンノイズ以外に、高音のブーンというノイズ、ブザー、「うなり音」などが聞こえる。 良質の電源であれば、大きなハム音はしないはずです。 負荷が高まるとブーンというノイズが大きくなる場合、設計またはコンポーネントに対して電源が過大評価されているか、電源の品質が低い可能性があります。
c) 特に、旧型のモデルの場合、PSUの排気ファンから異常に暖かく、熱い空気が吹き出す。 これは、電源が非常に激しく動作していることを表します。おそらくは、動作が激しすぎると思われます(実行している作業について過小評価されている可能性があります)。 一方で、ノイズ低減システムを搭載した新型の電源には、暖かい状態で稼働するよう設計されているものもあるため、暖かい空気が吹き出しても、必ずしも問題の兆候とは限りません。
d) システムに負荷が加わった場合に、クラッシュなどの不安定な挙動を示す。 診断の難しい問題ですが、ハードドライブがスリープモードから立ち上がる場合や、CPUを酷使するソフトウェアの起動時にエラーが発生する場合は、深刻な電圧不安定性が生じている可能性があります。

電源のテスト、仕様および定格に関する詳しい情報については、「電源仕様、テスト、Antec TruePower」の記事を参照してください。

コンピュータが適切かつ連続的に動作することが特に重要ならば、サージ抑制(強く推奨します)とラインフィルタリングについても検討すべきでしょう。 電力の不良は、問題の原因となる可能性があり、電子機器の損傷につながる可能性もあります。 PSUに到達する前に入力電力波形をフィルタリングすることにより、エネルギー効率が高まり、熱損失を低減、配電および電力消費機器の寿命を延ばし、出力電圧安定性が向上します。 現在、EU諸国では法律で義務づけられていますが、米国では義務づけられていません。 そのため、見つけるのが難しくなっていますが、オフィスで数百台のPCを運用している場合は、考慮する価値のあるアイディアです。

4. クリーニングしましょう

ケースにホコリがたまらないようにするということは、冷却のヒント#7でも述べましたが、これは非常に重要です。この記事のテーマとは直接関係しませんが、5つのポイントのうち最も肝心なポイントです。 (いずれにせよ、ケースは定期的にクリーニングしましょう)

ここで言いたいこと: ファイルシステムを整理し、不要で使われていないヘルパープログラムを削除し、トロイの木馬やその他のウイルスを予防しましょう。

ハードドライブ上の情報がよく整理されており、ハードドライブの空き容量が十分であれば、コンピュータの動作も速くなります。 つまり、時間をかけて使用されていないファイルやプログラムを削除またはア―カイブしたり(ただし、エキスパート以外はWindowsフォルダはそのままにしておきましょう)、論理的なスキームに基づいてフォルダシステムおよびファイルを整理し、オペレーティングシステムに付属の「デフラグ」ソフトを実行する必要があるということです。デフラグとは、ハードドライブ上のデータを移動して、ハードドライブ上に散らばったファイルの断片を、ファイルごとに1箇所に集めることです。 フォルダシステムおよびファイルを整理すれば、その他にもメリットが生じます。 何がどこにあるかわかっていれば、あなた個人がコンピュータを素早く使えるようになるでしょう。

MS Windowsをお使いであれば、次の場所に「ディスク デフラグ」プログラムがあります。[スタート]: [すべてのプログラム]: [アクセサリ]: [システムツール]。

コンピュータのパフォーマンスを向上させるもう一つの方法は、不要な飾りに計算パワーを浪費しないようにすることです。 役に立つ小さなプログラムでも大量にロードすれば、結局すべての動作が遅くなります。 飾りと必需品が区別できたら、少し考えてから不要なものをアンインストールしましょう。

これらの飾りの多くが、インターネット上のいくつかのサイトからダウンロードしたものや、友人から電子メールで送られてきたものである場合、クリーンなものであると確信できますか? コンピュータにとって(銀行口座にとっても!)、ウイルスやトロイの木馬ほど危険なものはありません。

ウイルス検出および予防プログラムを入手し、常に更新しておきましょう! その次に、パーソナルファイアウォールを入手しましょう。 (ファイアウォールなしでネットワークに接続すると、アタックに対して無防備な状態になります。) 評判のよいメーカーが無料で高性能のファイアウォールを提供しているので、利用しない言い訳は成立しません。 いますぐ、入手しましょう。

5. 21世紀のスワッピング

MS Windowsをお使いであれば、「システムのプロパティ」パネルでスワップまたは「ページングファイル」スペースの使用方法を指定することができます。 [マイコンピュータ]アイコンを右クリックしてメニューから[プロパティ]を選択し、[詳細設定]タブを選択します。 [パフォーマンスオプション]ボタンをクリックして、[仮想メモリ]エリアで[変更]ボタンをクリックします。 新しいスワップドライブとしてD: ドライブを追加する場合は、起動ドライブのCの代わりにDドライブを指定して、設定を変更 します。

このヒントを最後に取り上げたのは、スワッピングについて考慮する前に、前の4つのポイントについて対処しておくべきだからです。 ハードドライブがほぼ一杯でなければ、ある意味で、これは5つの中で孤立した「ハイパフォーマンス」ヒントです。ハードドライブがほぼ一杯であれば、ここで説明した問題は、あなたのコンピュータのパフォーマンスを大幅に低下させている可能性があります。

メモリが不足すると、コンピュータは巧妙なトリックを使います。 大量のデータをメモリ(RAM)から、ハードドライブ上の「スワップ スペース」にコピーします。次に、解放されたメモリを、追加メモリとして使用します。 元々そのメモリを使用していたプログラムが再び実行されると、より多くのデータをストレージにコピーし、最初にコピーされたデータをメモリに戻します。その後、そのプログラムは計算を続けることができます。

これは巧妙な解決策ですが、ハードディスクとRAMの間で大量のデータを移動させるため、速度が低下します。 RAMは、ハードドライブの数百倍の速度で動作します。

マザーボードがサポートする上限までメモリを追加したとしても、小さなプログラムや少数のプロフラムを実行している場合以外は、システムによるハードディスクへのスワッピングが生じているのがわかります。 ハードドライブストレージシステムのパフォーマンスを向上させることで、スワッピング速度が上がれば、ほとんどのユーザーにとってある程度のメリットがあります。

最も一般的な方法は、UltraATA 100または133、Ultra 160 SCSIドライブなど、「高速な」ハードドライブを購入することです。これらのドライブを、オペレーティングシステムおよびアプリケーションが格納された起動ドライブとは別のバスに接続します。 (IDE/ATAシステムでは、スワップドライブを起動またはプライマリチャネルから分離することが特に推奨されます。 SCSIの場合は、デバイスによるバスの共有が有効なため、それほど強く推奨されるわけではありません。 注意点: スワップドライブは自動的には認識されないため、オペレーティングシステムで、ドライブをスワップ用に使用することを指定する必要があります。) 独立したカードであれ、先進的なマザーボードに内蔵されているものであれ、適切なコントローラを使用すれば、これらのハードドライブがより大きなデータ転送速度(帯域幅)で通信可能となり、システムパフォーマンスが向上します。

これはほとんどのユーザーにとって効果的であるものの、究極の解決策というわけではありません。

大部分のユーザーは、ハードドライブ内部のデータ転送速度が、ドライブに取り付けられたバス上における速度よりもはるかに小さいことを認識していません。 ハードドライブは、比較的少量のデータを高速で「連射」することができ、送受信されるデータの量が小さい場合は、素晴らしいパフォーマンスを発揮します。 しかし、大きなファイルや、断片化したファイルの場合は、バスタイプで実現可能な理論的な最大値よりも、パフォーマンスが大幅に低下する場合があります。 ハードドライブで内蔵のキャッシュメモリから磁気プラッタへの転送速度が毎秒15KBであれば、コンピュータがハードドライブの小さなキャッシュメモリに毎秒160KBでデータを転送できたとしても、キャッシュサイズよりも大きなデータについては大して重要ではありません。

この点を理解しているユーザーは、本当に高速なハードドライブを購入します。 つまり、より大きな内部帯域幅と高速なバスを組み合わせたドライブです。 10,000〜15,000 rpmで回転するドライブは、従来の5,400または7,200 rpmドライブと比較して、継続的なベースで2倍から3倍のデータを転送することができます。 このようなドライブをセカンダリバスに接続すれば、スワッピング問題について、ほとんどのユーザーにとって実行可能な最大限の対策を講じたことが確信できるでしょう。 (このような対策を講じた後は、ハードドライブの温度が高くなる傾向があるので、ハードドライブ冷却ファンを確認してください。)

一部のハイパフォーマンスサーバーアプリケーションで見られるもう一つのアプローチは、スワップスペースをRAIDシステムに配置することです。一般的に使用されるのはRAID0「ストライプ」設定で、高速バスで使用可能な帯域幅を使い切ることで、より多くのメリットが得られます。 しかし、スワップファイル用にRAID 0システムをセットアップする方法をご存じなら、この記事を読んでいるはずはないので、詳しい説明はしません。 (ここで言及したのは、説明を尽くすためです。) 興味のある読者のために、将来の記事でRAIDシステムについて取り上げるかもしれませんが、ここでは細かい説明は省きます。

高速で、適切に整理され、相当な空き容量のあるハードドライブは、コンピュータ全体のパフォーマンスを向上させます。 スワップスペースを、メインドライブから独立したセカンドバス上のセカンドドライブに移動すれば、さらにパフォーマンスが向上します。

あなたも手に入れたのです。 快適で長寿命のコンピュータを実現するための5つのヒント。さらに、その内の1つを実行すれば、「マッスルコンピュータ」モッズに近づくことができます。 電動工具が必要となる対策はありませんし、専門知識もほとんど必要ありません。

 


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